勉強会での昼食。春の食材のお食事です。
筍 鰆 せり を使った心のこもったお食事でした。御馳走様です。
昔々のお話です。京都に由緒ある有名なお寺がございました。そこのお寺の檀家総代に、五六兵衛というお名前の資産家のお人がおりました。五六兵衛さん念願かなって、京都一の御殿を普請しました。お祝いにお寺の住職さんをお招きしまして、仏間に位牌をお鎮めしてもらいました。お祝いのお食事も済んで住職にお願いをしました。
五六兵衛「ご住職お忙しいとは思いますが、床の間に掛け軸を書いてもらえまへんか？」
住職「よしよし、ではひとつ心を込めて書かして貰いましょう。」そういってお寺に帰った。
2 3日たって住職、掛け軸を持って五六兵衛さん宅に参りました。
五六兵衛「ご住職お忙しいところ誠にもったいないだす。」そう言って床の間に掛け軸を掛けて下した。 「なな・・・なんだこれは」、と言って腰を抜かしてしまった。
五六兵衛「お祝いにこここ・・・こんな不吉なものよくも書いてくれたんだ・・・」頭から湯気を立てて激怒しました。
掛け軸には（ 親死ぬ 子死ぬ 孫死ぬ ）と書かれていました。
住職「この順序が一番、人間として生まれてきて幸せなんだよ。結構々アハハハ・・・」と
私は最近この住職の気持ちがわかってきました。歳ですかね。
天の定めは変えることが出来ませんからネ。
